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地域連携の在り方

先日、多職種連携教育コーディネーター = ”ごちゃまぜ師” 養成講座を終えました。講座を通して、全国の様々なモデルケースの紹介がありました。私の知る限り、すでに全国各々の地域で実践している方々も多くいます。好きこそものの…と言うように、自分が本当に「なりたい姿」も再認識できました。

貫く視点は「モノづくり」ではなく「コトづくり」であると。私は医療現場で「コト」に飢えてきました。その実践力には「ノンテクニカルスキル」が必需品だと気づかせてくれました。ノンテクでは「本当に頑張っている人が報われる組織への変革」がキャッチフレーズです。そこに疑いの余地はありませんし、今後も10年、20年と変わらないでしょう。

今回の講座の中で、もう1つのキャッチフレーズが脳裏に浮かび上がってきました。それは「本当に良いコトと繋がれるネットワークへの変革」です。この先、私たちは何十年とスマートフォンの中で生活していきます。世界はスマホの中にあります。次第に「常識がスマホにあり、非常識が世の中」になるでしょう。「変わるものと変わらないもの」の中で「本当に良いコト」を「データサイエンス」し、繋がるように「機械学習の仕組み」を作り「可視化」したい。そして「働き方」が変わらざる得ない状況を生み出す。新しい「地域連携」や「多職種連携教育」の在り方は、現在の地域包括ケアシステムなどでは説明がつかなくなるでしょう。現に、産業間の枠組みが崩れる所まできています。自分達にできる事を愚直にやっていこう!

 

益山 康秀